avast!5 Free Anti-virus

製作:AVAST Software 社
 ソフトウェア紹介の第5回目は、フリー(無料)で使えるウイルス対策ソフトの老舗、avast!5 Free Anti-virus です。2連続でセキュリティ対策製品になってしまいましたがあしからず。
 このページをご覧の皆さんは、セキュリティ対策をしっかりとなされているでしょうか。購入時に付いてきた付属ソフトを、期限切れのまま使っていませんか?残念なことに、ウイルス対策はおろかOSのセキュリティアップデートすらまったく行っていない方が多いのです。近年のマルウェアは、改竄されたWebページを経由してユーザーの操作なしに感染する「ドライブ・バイ・ダウンロード」と呼ばれるタイプが増え、「怪しいサイトを見ない」「怪しい添付ファイルは開かない」といった旧来の方法では感染を防ぐことが難しくなりつつあります。
 そこでセキュリティソフトの出番となるわけですが、電器店に行けばさまざまなソフトが販売されています。Norton、Kaspersky、ESET、McAfee、ウイルスバスター、ウイルスセキュリティゼロなどなど…。どれを選ぶか。知名度や名前だけで選ぶ前に、一つフリーソフトも考えてみてください。
 実は、ほとんどのフリーのウイルス対策ソフトには有料版が存在し、無料版はその機能の一部を制限したものとなっています。このAvast! Free Anti-virusも例外ではなく、有料版のAvast! Pro Anti-virusとAvast! Internet Securityが存在します。これらの有料版から、ウイルス対策機能だけを抜き出して無料化したものがAvast! Free Anti-virus(以降は単にavastと表記)なのです。ですから、ウイルス対策機能の性能は市販品とほとんど変わりません。
 例えば、avastには7つの「シールド」と呼ばれる機能があります。順に
  1. ファイルシステムシールド
  2. メールシールド
  3. Webシールド
  4. P2Pシールド
  5. IMシールド
  6. ネットワークシールド
  7. 挙動監視シールド
 と名付けられており、ファイルの読み書き、メールのやり取り、Webページの閲覧、P2P(uTorrentなど)やインスタントメッセンジャー(Skypeなど)を介した通信、さらには実行中のソフトウェアの挙動など監視して、ウイルスがいないかを確認しています。

 さて、気になるウイルス検知率ですが…2010年8月に行われSymantecやKaspersky、ESET、ウイルスバスター、McAfeeなど大手20社が参加したAV-Comparativesによるテストにおいて、対抗馬が軒並み有料版で参戦する中、avastはフリー版で参加、4段階評価の中で最高の「Advanced+」を獲得しました。
 他のテストでも、例えばVirus Bulletinによるテスト(In-The-Wildと呼ばれる活動中のウイルスを検知できるか、のテスト)を2009年2月以降12回連続でクリアするなど、その評価は確立されています。

 いまだにセキュリティソフトをお使いになっていない方、フリーなのに性能も良好なavastを使ってみませんか?

ダウンロードは以下のページより。公式ページではなくVectorにミラーされており、Vectorからダウンロードする形となっています。
  1. アバスト! (avast!) 無料アンチウイルス を開く
  2. ページ中ほどの「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックする
  3. 画面が切り替わってダウンロードが始まります

公式サイトは http://www.avast.com/ja-jp/index

ちなみに、公式ページにある日本語サポートフォーラムに私NONが出没中です。アドレスは以下:
http://forum.avast.com/index.php?board=29.0
解決の難しい問題などについては、開発元による日本語でのサポートも行われています。アドレスは以下:
http://support.avast.com/

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