フォーラムの空模様 – hostsに現れるgen-webserver.local

なんと1年ぶりの投稿、「フォーラムの空模様」カテゴリではほぼ2年ぶりです。
この2年の間に、フォーラムは「コミュニティ」へと変貌し、様変わりしました。

「フォーラムの空模様」コーナー35回目、今回は、Windowsのhostsファイルに、gen-webserver.local という項目が現れるというお話。


元になったトピックはこちら。

AvastSvc.exe keeps adding “gen-webserver.local” to hosts file
https://community.avast.com/t/avastsvc-exe-keeps-adding-gen-webserver-local-to-hosts-file/918524

何があったの?

以下のような項目が、Avast Antivirusが導入されているパソコンのHostsファイルに追加されていました。

127.0.0.1 gen-webserver.local www.gen-webserver.local # gen digital helper server
127.0.0.1 revocation.gen-webserver.local www.revocation.gen-webserver.local # gen digital helper server

普通に使う限りは、Hostsファイルを意識することはないのですが、一部のセキュリティソフトはHostsファイルの変更を監視しているため、気づいた方がいるようです。

Hostsファイルって何?

Hostsファイルとは、インターネット上のドメイン(例えばここのwww.yahoo.co.jp)とIPアドレス(例えば182.22.31.124)の変換表です。

通常、ドメインからIPアドレスへの変換は、DNSという機能を使ってインターネット越しに行われます。ただし、各パソコン上で個別に変換することもでき、その時に使われる対応表がHostsファイルです。

通常は目にすることはありませんが、特定のドメインを無効化したい場合に編集したり、あるいはマルウェア/アドウェアの類により改ざんされ、悪意あるサイトへの接続に使われたりする場合があります。

なぜこういう項目が追加されたの?

開発陣からはこの機能に関するコメントが投稿されており、それによれば、「ブラウザ向けのセキュリティ保護機能、例えばWebガード(旧称:Webシールド)等で必要になる場合があり、その場合のみHostsに追加される。機能が停止すればHostsから削除される」とのことです。

実際、WebシールドがHTTPS通信をスキャンするためにMan-In-The-Middle (MITM) で置き換えたTLS証明書には、「CRL配布ポイント」(証明書の失効検証に用いるためのURL)として、Hostsに入っていた revocation.gen-webserver.local というドメイン名が入っていました。

Webシールドにより置き換えられた証明書に、当該Hostsドメインの文字列が使われている

なお、MITMによるHTTPSスキャンは、通常のHTTPSスキャンが何らかの理由で機能しなかった場合に行われるものであり、すべてのAvast Antivirus導入環境で発生するものではありません。

まとめ

これらHostsエントリは、Avastによる保護機能の動作のために追加されたもので、放置して問題ありません。なお、Avastとコードベースを共通化しているNortonやAVGにおいても、同じ事象が起きる可能性がありますが、こちらも同様に問題ないと考えられます。

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