こんばんは。珍しく(初めて?)1日2回更新です。
「フォーラムの空模様」コーナー17回目、今回は、Avast とゲームガードソフトウェア「Vanguard」(ゲーム「Valorant」に搭載)との間に相性問題が出ていた件についてです。
元になったフォーラムトピックはこちら。
Avast anti virus and the new anti cheat vanguard
https://forum.avast.com/index.php?topic=234020.0
Computer crashes on boot with both Avast and Valorant (the game) installed?
https://forum.avast.com/index.php?topic=234696.0
ゲーム「Valorant」に搭載されたゲームガード「Vanguard」。この相性問題は二重で発生するという厄介なもので、
- Avast のドライバ「aswSP.sys」をVanguardがブロックしてしまう
- Avast とVanguard が稼働状態で共存すると、Windows が起動しなくなる
という2事象が発生していました。
このうち、1番目の事象はVanguard のアップデートにより、2番目の事象はAvast 側で回避策を実装することにより、いずれも解消されています。
Avast 側の回避策(パッチ)はマイクロアップデートにより配信されており、通常は1日1回以上、自動的に確認&適用されます。適用後には再起動が必要です。
また、以下のコマンドを管理者権限で起動することで、手動でパッチの適用が可能です。
schtasks.exe /Run /TN “Avast Emergency Update”
あるいは
“C:\Program Files\AVAST Software\Avast\AvEmUpdate.exe”
なお、フォーラムの投稿によれば、事象2に対しVanguard のサポートは「Avast をアンインストールしろ」としかアドバイスしなかったとのことでした。
「除外・例外設定のありか その2(症状編)」や「除外・例外設定のありか(2020年版) その2(症状編)」でも例を挙げているとおり、ゲームガードソフトとAvast をはじめとするセキュリティソフトの間では、たびたび相性問題が発生しています。
ゲームガードソフト側では十分なサポートが期待できないケースも少なくありませんので、まともな回答が得られないようであれば、上記記事のような対応を試してみるのも手かと思います。