設定ウィンドウ – 一般

今回は「設定」ウィンドウの「一般」メニューから設定できる内容について解説します。


一般

Avast の全体に関する設定や、ほかの設定カテゴリに含まれない設定等がこのカテゴリに入ります。設定のバックアップや復元、Avast 全体を通しての除外設定等も、このカテゴリに入っています。
サブメニューには、以下の設定が含まれます。

(カテゴリなし)

以下に示す設定が含まれます。

  • アバスト トレイアイコンを表示する
    • スキャン中はアイコンをアニメーション化する

タスクトレイにAvast のアイコンを表示するかどうか、また表示したアイコンをアニメーションさせるかどうかを選択します。アニメーション化を有効にした場合、シールドによるスキャンが実行された際に、タスクトレイ内でAvast のアイコンが変形してそれを知らせるようになります。

  • レピュテーション機能を有効にする

Avast のクラウド機能に接続し、ダウンロードされたファイルや実行されたファイルをクラウド上のデータベースと照合して、そのファイルの評価(レピュテーション)を取得します。このレピュテーションは、ファイルがマルウェアかどうかの判定に利用されます。
ウイルス定義ファイル(VPS)の配布を待たずに、ほぼリアルタイムでマルウェアの情報を配信できるため、有効にしておくことを強くお勧めします。

  • CyberCapture を有効化
    • 常にブロック/私が判断します

CyberCapture 機能の有効/無効、およびその動作を設定します。
CyberCapture は、特定の条件を満たした実行ファイルが起動された場合、そのファイルの起動をブロックし、ファイルをAvast のウイルス研究所の自動分析システムに送信して解析を行います。この解析結果で「安全」とされて初めて、ファイルの起動が許可されます。
「私が判断します」を選択すると、CyberCapture によりファイルがブロックされた場合でも、ブロックを解除して即座に実行ファイルを起動することができるようになります。

CyberCapture の詳細については、別記事を立てる予定です。

  • 強化モードを有効にする
    • 通常/アグレッシブ

強化モードの有効/無効、及びその動作を設定します。
強化モードは、特定の条件を満たした実行ファイルの実行をブロックする機能です。それぞれ、条件は次のようになります。

通常:インターネットからダウンロードした識別できないファイル、USBメモリ上の識別できないファイル等、怪しいと判断されるファイルをブロックします。それ以外は実行できます。
アグレッシブ:Avast のデータベースにおいて「安全」と判定されたファイルのみ許可し、それ以外をすべてをブロックします。

  • 不必要な可能性のあるプログラム(PUP)をスキャン

不必要な可能性のあるプログラム(PUP: Potentially Unwanted Program)をスキャンするかどうかを設定します。このチェックボックスを有効にすると、各シールドおよびスキャンの設定全てに一括して適用されます。

  • サイレントモード

Avast からの全てのポップアップや通知メッセージ、サウンド等を停止します。ゲーム中、プレゼンテーション中など、Avast からの通知を受け取りたくない場合に設定します。ユーザーの選択が必要である事象が発生した場合には、デフォルトの動作が自動で実行されます。

  • アバスト のEメール署名を有効にする

送信メールに、メールがAvast でスキャンされている旨のメッセージを自動で追加するかどうかを設定します。同じ設定がメールシールドの設定にも存在します。

サウンド

Avast がマルウェアを検知した場合、スキャンが終了した場合などに、それを通知する音を鳴らすかどうかを選択します。
「音声メッセージを使用する」にチェックを入れた場合、通知音の中に「どの処理に起因した通知音か」を示す音声が入りますが、日本語では未対応です。

ポップアップ

各種通知ポップアップの表示時間を設定します。また、有料版では、広告を表示するかどうかの設定も可能です。
なお、バージョン17.6.2310にてポップアップの表示形式が変更になったことに伴い、2017年11月12日現在(バージョン17.8.2318)では、表示時間の設定は機能しなくなっています。

パスワード

Avast の設定や各種操作に対し、パスワードを要求するように設定できます。
複数のユーザーで使用する環境で、Avast の設定を勝手に変更されたくない場合などに有用です。

メンテナンス

スキャンログの保存期間、ウイルスチェストに格納できる最大ファイルサイズ、ウイルスチェストのサイズ、ログファイルの保存期間や最大ファイルサイズなどを設定します。

スキャンからの除外

Avast の各種スキャンから除外する対象を設定します。ここで設定された対象は、全てのスキャンやシールドの保護の対象外となります。

スマートスキャン

スマートスキャンにおいて、どの対象をスキャン対象とするかを選択できます。導入されているAvast の機能によって、対象が変化します。

特別なスキャン

ファイルやフォルダを右クリックしてスキャンする際のスキャンの設定が可能です。

警報

ウイルスが発見された場合に、あらかじめ指定されたメールアドレスに対して、ウイルス発見の警報メールを送信することができる機能です。

プライバシー

Avast はコンピュータ上のファイルやインターネット中の通信をスキャンする過程で、未知のマルウェアらしきものを発見した場合、それをAvast のウイルス研究所に送信する機能を持っています。また、ユーザーの利用しているOSやソフトウェアのバージョン情報、閲覧したウェブページの情報などを、統計情報としてAvast に送信する機能も持っています。ここでは、それらの情報送信を許可するかどうかを設定できます。

設定をバックアップする/設定を復元する

Avast の設定を設定ファイルにバックアップしたり、バックアップしておいた設定ファイルの内容を復元したりすることができます。
Avast やWindows の再インストールを行う際などに有用です。


「一般」メニューの設定項目は以上となります。

“設定ウィンドウ – 一般” への2件の返信

  1. アバストセキュリティプロ 2本、アバストセキュリティ数本のユーザーです。ネットワークセキュリティースキャンしているのですが、 Wi-Fi OFF・プリンター共有OFF・LANのみの接続というネット環境ですが、どういうわけか、同じADSLモデムのポートに接続しているにも関わらず
    マシン1では マシン1が開放中のTCP ポート 27275, 49155 (Xsa)
    マシン2では マシン2自身の解放ポートがないのですが、マシン3でスキャンすると、マシン2は(TCP ポートではなく)UDP ポートを開放中で 123 (ntp), 137 (netbios-ns), 138 (netbios-dgm), 5353 (mans)とでます。さらに コンソールでAVASTのlogを見ると 頻繁に License Changed-Start-Stopを繰り返しています。さらに Macをbootしていない日時に [2018-01-08 13:29:16.783][WifiGuard ] [ 282:7e6] License changed
    [2018-01-08 13:29:16.784] [info ] [WifiGuard ] [ 282:7e6] Start
    [2018-01-08 14:53:16.854] [info ] [WifiGuard ] [ 282: 7e6] Stop
    とあります。正常でしょうか? それともそうでないのでしょうか?

    1. こんばんは michiyaf さん

      Wi-Fi の検査は、バックグラウンドで自動で動作していますので、ログの記載はそのためかと思います。
      またポートの表示については、Wi-Fi のON/OFFではなくファイアウォールの設定に依存しますので、気になるようであれば、各PCでどのような設定を使っているか確認されることをお勧めします。

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