Avast Online Security とウェブシールドの違い?

Avast がブラウザにインストールするプラグイン「Avast Online Security」と、シールドの一つである「ウェブシールド」の役割・機能の違いについて解説します。


Avast Online Security の機能

ブラウザにアドオンとして組み込まれるAvast Online Security の機能は次の通りです。それぞれについて解説します。

  1. フィッシング詐欺防止機能
  2. トラッキング拒否機能
  3. SiteCorrect (サイト訂正)機能
  4. ウェブサイトの評価機能
  5. セーフゾーンへの切り替え機能
1 フィッシング詐欺防止機能

アクセスするURLが既知のフィッシング詐欺サイトのリストに載っているかどうかを確認し、該当すれば警告を表示します。
バージョン 17.6.2310 以降では、ウェブシールドにも同様の機能が組み込まれています。

2 トラッキング拒否機能

ウェブサイトにアクセスしたユーザーの情報を収集する、トラッキングを防止します。
副次的効果として、トラッキング機能を持つ一部の広告が表示されなくなったり、Facebook やTwitter のボタンが表示されなくなったりする場合があります。

3 SiteCorrect (サイト訂正) 機能

SiteCorrect (サイト訂正)は、URLのよくある打ち間違いを検出し、正しいURLへと誘導します。
例えば、Avast の公式サイト「www.avast.com」を打ち間違えて「www.avats.com」とした場合、SiteCorrect はこれを打ち間違いと認識し、正しいURL「www.avast.com」を提示します。

4 ウェブサイトの評価機能

Avast の利用者からの評価に基づき、ウェブサイトの評価を3段階(高い、中くらい、低い)で表示します。
また、ユーザー自身がウェブサイトを評価することもできます。評価はAvast のサーバーで集計され、以後の評価に反映されます。

5 セーフゾーンへの切り替え機能

セーフゾーンは、キーロガーやスクリーンキャプチャソフト等から隔離された、オンラインバンキング等に適した安全なブラウジング環境です。この機能が有効な場合、Avast Online Security は、登録されたオンラインバンキングのURLにアクセスした場合、セーフゾーンに切り替えることを推奨するメッセージを表示します。
Avast SafeZone Browser の開発終了に伴い、本機能も無効化されていましたが、後継のAvast Secure Browser がリリースされたことから、有効に戻るものと思われます。


ウェブシールドの機能

対するウェブシールドの機能は次の通りです。それぞれについて解説します。

  1. ウェブページのデータ中のスキャン機能
  2. URLのスキャン機能
  3. コンピュータ上で実行されるスクリプト型マルウェアのスキャン機能
  4. レピュテーション機能に基づく珍しいファイルの警告機能
  5. 特定のURLへのアクセスのブロック機能
  6. フィッシング詐欺防止機能
1 ウェブページのデータ中のスキャン機能

ウェブシールドの基本機能で、ブラウザやその他ソフトとインターネットとの間でHTTP/HTTPSでやり取りされるデータをスキャンし、マルウェアが存在した場合は通信を遮断します。
なお、HTTPSスキャンは、主要なブラウザでのみ機能します。

2 URLのスキャン機能

ブラウザやその他ソフトからのインターネット接続を監視し、既知のブラックリストに存在するURLに接続した場合、通信を遮断します。
バージョン8以前に存在した、ネットワークシールドの機能です。

3 コンピュータ上で実行されるスクリプト型マルウェアのスキャン機能

ブラウザや対応する一部ソフト(Adobe Reader, Windows のスクリプトエンジン等)で実行されるスクリプトを監視し、マルウェアが存在した場合にはその駆除を試みます。
バージョン8以前に存在した、スクリプトシールドの機能です。

4 レピュテーション機能に基づく珍しいファイルの警告機能

ウェブシールドがスキャンしたファイルの情報をAvast のクラウドと照合し、クラウドに存在しないような珍しいファイルと判断した場合、そのファイルについてマルウェアの可能性がある旨を警告します。
設定項目の「悪い評価を持つファイルをダウンロードする際に警告する」が有効な場合にのみ機能します。

5 特定のURLへのアクセスのブロック機能

ウェブシールドを経由する通信のうち、指定されたURLに該当する通信を遮断します。ブラウザからの接続がブロックされた場合、ブロックされた旨のメッセージが代わりに表示されます。

6 フィッシング詐欺防止機能

バージョン17.6.2310よりウェブシールドに導入された機能で、Avast Online Securityと同様に、既知のフィッシング詐欺サイトのリストに載っているかどうかを確認し、該当すれば通信を遮断します。


まとめ

フィッシング詐欺防止機能がウェブシールドにも搭載されたことにより、実害をもたらす脅威からの保護という点では、ウェブシールドだけで充足できるようになりました。
必要最低限の保護を適用したいという場合はウェブシールドのみ、補助的な保護機能も含め全機能を利用したい場合はウェブシールドとAvast Online Securityの両方をご利用ください。


本日は以上となります。

“Avast Online Security とウェブシールドの違い?” への2件の返信

  1. すいません、どこに質問して良いのか判らなかったので、ここに残します。
    macOSの無料版を使用しています。
    ファイアフォックスのVer.60.0.1で、アドオンの追加はおろか、グーグルでさえ開けなくなりました。
    『安全なウェブサイトでのエラーコード “SEC_ERROR_UNKNOWN_ISSUER” の問題解決』
    この現象が発生したのは、ひとつ前のバージョンからです。
    解決策にある方法を試そうとしましたが、設定出来ず、困っております。
    ちなみにクロームをはじめとした他のブラウザでは、問題無く使えます。
    ファイアフォックスのクリーンインストールを試みましたが、ダメでした。
    解決策を教えて頂けないでしょうか?
    よろしくお願いします。

    1. こんばんは うえのゆうじ さん

      Firefox に証明書がうまくインストールできない場合に、当該エラーが出るようです。
      Mac のキーチェーンアクセス から「Avast trusted CA」を探してデスクトップ等にエクスポートし、Firefox の設定から証明書の設定画面を開き、「認証局証明書」にエクスポートした証明書をインポートしてください。

      なお、Avast 全般のご質問があれば、Avast 日本語フォーラム へお越しください。
      https://forum.avast.com/?board=29.0

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