皆さんこんばんは。新年はいかがお過ごしでしたでしょうか。
2022年のお初の記事は、昨年末のベータ版21.10から先行導入された新機能「ウェブメールシールド」(英名:Email Guardian)についてです。
ウェブメールシールド(Email Guardian)とは?
ウェブメールシールドは、サポートされているメールサービスの情報をAvast に登録し、各サービス上でAvast へのアクセスを許可することで、クラウド環境上でメールのウイルススキャンを行うことができる機能です。
Avast は、この機能を「現在のメールシールドによる保護機能を、クラウド上のメールボックスに直接適用する」ものであると説明しています。
どういう効果がある?
Avast では、メール経由でのマルウェア対策として、以前からメールシールドを提供しています。しかしながら、最近ではメールをPC上のメールソフトで受信するのではなく、ブラウザ上から直接Webメールとして利用する機会も増えています。
これらに対する保護機能は、これまではウェブシールドが担っていましたが、これはあくまでPC上に読み込まれるデータをスキャンするものであり、例えばWebメール上で直接メールを転送するような場合には、メールのスキャンは出来ませんでした。
ウェブメールシールドが導入されれば、Webメール上のメールであってもAvast によるスキャンが行われるようになり、上に示したような使い方であってもウイルススキャンができるようになります。
どうすれば使える?
ウェブメールシールドの画面から、対象としたいメールアカウントを追加することで、利用ができるようになります。
なお、この機能は使える対象のメールサービスが限られており、現時点ではHotmail, Outlook, MSN, Live といったMicrosoft 系のメールサービスのみ正式対応しています。GoogleのGmail にもいずれ対応したい旨、開発陣からはコメントが出ています。それ以外のサービスも、アドレスを入力すれば使えるかどうか判定してくれます。
本日は以上になります。