皆さんお久しぶりです。今年も梅雨の時期から暑いですね。
今日のネタは、英語版ブログ記事から。Avast バージョン9~11で使用されているウイルス定義ファイルである、VPS9の更新が停止されますというお話。
更新停止対象の詳細
Avast のウイルス定義ファイルは、いくつかの世代に分かれており、現在運用されているのは、以下3世代です。
VPS名 | 対応するAvastバージョン | リリース時期 |
VPS9 | Avast バージョン9, 10, 11 | 2013年~2016年 |
VPS12 | Avast バージョン12, 17, 18 | 2016年~2018年 |
VPS19 | Avast バージョン19以降 | 2019年~ |
このうち、最も古いバージョンであるVPS9の更新が、今年の夏の終わりごろ(日付は明示されていません)に停止されると発表されました。
Virus definition updates for Avast version 9/10/11 end in summer 2023
https://blog.avast.com/virus-definition-updates-eol
サポートされる最終OSはXPから変更なし
VPS9を使用しているのは、10年前(2013/10/15)にリリースされたAvast 9から、7年前が最終リリース(2016/4/27)となるAvast 11までのバージョンです。Avast 9からは、対応OSがWindows XP 以降となっており、Windows XPのサポートはAvast 18 (VPS12, プログラムの最終版リリース日2018/11/15)まで継続していましたので、この定義ファイル更新の終了に伴う、OSのサポート終了はありません。
SSE2非対応の環境はサポート終了
ただし、VPS9を使用していたAvast バージョンのうち、Avast 10.4.2233 は、CPUの拡張命令であるSSE2非対応の環境(主に古いAMDパソコン:Athlon XPなど)で動作する最終バージョンということで、一部ユーザーが残っていました。VPS9の更新終了により、これら環境のサポートは終了することとなります。
本日は以上になります。