本日は趣向を変えて、近日リリース予定のVPN製品、Avast SecureLine VPN (アバスト セキュアライン VPN)のスタンドアロン版を紹介します。
Avast SecureLine VPN は3回シリーズの予定で、本日は第1回 概要編となります。
目次
Avast SecureLine VPN とは?
アバスト セキュアラインVPN (Avast SecureLine VPN) は、Avast が提供するVPN (Virtual Private Network) サービスです。
最近では、無料のWi-Fi ホットスポットやホテルのLANサービスも充実してきているため、これらのサービスを利用する方も多いかと思います。しかし、これらのサービスは不特定多数が利用すること、利便性のため暗号化されていない場合が多いことなどから、悪意のある第三者が通信を盗聴していた場合、通信内容(パスワード等を含め)が筒抜けになってしまいます。
対策として、近年では暗号化されたブラウジング(https)やメール送受信の暗号化(STARTTLS等)が推進されていますが、対応していないウェブサービスもあります。
VPN はこれらの問題への対策の一つで、ユーザーのコンピュータからVPN サーバまでの通信を暗号化することで、不特定多数が利用するサービスにおける盗聴等のリスクを大幅に低減することができます。
このほか、
- 特定の国からしかアクセスできない動画サイト等にアクセスして動画を視聴する
- ショッピングサイトによっては、国によって価格に大きな違いがある場合があり、他の国からのアクセスを装うことで割安な価格で購入できる
等の利用法もあるようです。
Avast SecureLine VPN の特徴
他のVPN 製品と比べた時のAvast SecureLine VPN の特徴としては、以下の2点があげられるでしょう。
1 接続先が多い
Avast SecureLine VPN のアクセスポイントは、34ヵ国の54都市に存在するため、海外旅行の際にも近くにアクセスポイントがあることが期待できます。日本では東京にアクセスポイントが配置されています。
また、一部のアクセスポイントではP2P通信を明示的に許可しており、プロバイダによってP2P通信を制限されている環境でも利用が可能です。そのほか、ビデオストリーミング(YouTube の再生など)に特化したアクセスポイントも準備されています。
2 各種自動接続の機能がある
Avast SecureLine VPN には、
- Windows の起動と同時に起動する機能
- アプリの起動時に自動的にVPNに接続する機能
- 安全でないWi-Fi (暗号化されていない等) に接続した場合に自動的にVPNに接続する機能
といった、自動接続機能が複数搭載されています。これにより、VPN への接続忘れを防いだり、状況に応じた運用をしたりすることが可能となります。
画面紹介
いくつかの画面を紹介します。
起動直後
起動直後のVPN が接続されていない状態のスクリーンショットです。中央の赤いスイッチを押すと、指定されたアクセスポイント(デフォルトでは最も近い場所が選ばれます)に接続します。
接続時のポップアップ
VPN へ接続/切断した際に表示されるポップアップです。これにより、万一VPN が途中で切断されたような場合でも、それをすぐに確認することができます。
本日は以上となります。
第2回 インストール編 では、インストールの手順を紹介する予定です。